【書評】大したことないことが人生を変える
人生はスライトエッジ
わずかな違いで人生が決まる
まさに人生のバイブルにしたいと、心から感じた書籍がありました。
今回は、「スライトエッジ」という本を読んで感じた私の想いをお伝えします。
人生をかけて体現したいと思える思考です!
人生が変わるスライトエッジ
私の解釈として本書を一言で言うと、「小さな習慣を続けることで人生が変わるよ」ということです。
簡単な自己管理で、圧倒的な成功と幸せを手に入れる
スライトエッジは、”わずかな違い”と言われます。
日々のちょっとしたこと、たいしたことないこと、当たり前のこと、やることが簡単なこと・・・
いろいろな言い方がありますね。
そんなわずかな違いを毎日、何週間、何ヶ月、何年って続けていく。
それがやがて大きな変化となり、大きな成功が実現するということです。
小さなことを積み重ねることが大きな成長・成功につながります。
一方で、マイナスな方にも同様の作用が働きます。
私自身、思い返しても「確かにそうだよな」って思います。
特に恋愛における自分磨きがそうでした。
服装や髪型、身体づくり、スキンケアなど外見を磨くのも一朝一夕に大きな成果が出るようなものではありません。
中でもスキンケアにおいては、短期間では非常に効果が実感しにくいです。※ここでいうスキンケアというのは、保湿とUV対策です。
私もいろんな化粧品を試していますが、ほとんど違いを感じることはありません。短期間で言えばなおさらですよね。
しかし、年齢を重ねても綺麗な肌の人に話を聞くと、「20年間一日たりともスキンケアをかかしたことはない」ということをおっしゃったりします!
内面磨きという面でも外見と同様です。
例えば思考習慣を変えるといったことはなおさら、すぐに成果は感じられません。
「今日からもっと人に感謝を伝えるようにしよう!」
そう思って何日か行動しても、すぐに結果が出ないから「まあやっても仕方ないか」と元の自分に戻ってしまうこともあるのではないでしょうか。
人生全てにおいて、小さなことの積み重ねって大事だなーって心から感じます!
人生を変えるような感動的でためになる本を毎日10ページ読む
本書で何度も何度も出てくる言葉があります。
人生を変えるような良書を読もう!ということです。
ここで言う良書とは、人生をより良いものにすることを目的に書かれた本のことです。
「人生を変えるようなオーディオブックを15分間聴こう」とも書かれています。
そんなにも言います?っていうくらい何度も何度もこの習慣が本書に出てきます。
考えてみれば、世間で言う成功者の書籍では、この「良書を読む」「オーディオブックを聴く」習慣は、大きく自信の成長に寄与したと語られています。
まさにスライトエッジ。
私もAmazonオーディブルを移動時間に聴く習慣を続けています。
移動時間のオーディオブックに加えて、寝る前の読書も続けている習慣のひとつです。
最近は以前と比べて、読む本を変えるようにしています。
これまでは、どうしても新しい刺激を求めて、今まで読んだことのない本を手にとっていました。
そのほうが知識も増えて、新しい発見があって、楽に自分が成長できるって感じるからです。
しかし、本を読んで現実の行動を起こすには、何度も何度も読んで感情が動くことが必要だと考えるようになりました。
「何度も読み返して、実践し続けていきたい!」
私は、これまで読んでよかったと思える本を繰り返し読み、繰り返し聴くようにしています。
以下2冊は、私が個人的に何度も読み返したいと思える本です。
まさに人生のバイブル。
人生に行き詰まったときに読み返したいですね。
95%の人と5%の人
「95%と5%の人」という話がでてきます。
その違いこそ”スライトエッジ”です。
人生の夢、目標を実現できる人は20人中およそ1人しかいない、と言われます。
本書では以下の7つの領域で考えるのが良いとされています。
1.健康
2.幸福度
3.友情/人間関係
4.自己開発
5.経済状態
6.キャリア
7.世界に与えるプラスの影響
幸せに生きるために良い習慣を続けること、これしかないですよね。
どれも私自身、これからの人生を通して体現していきたい思考です。
その中で「7.世界に与えるプラスの影響」とはまさに、本ブログで発信することだと思ってます。
私は、たまたまきっかけがあって、ブログで発信する機会をいただきました。
今はまだほんの小さな影響力しかありません。
でも、続けていけば必ず大きな成果が出ると確信しています。
ここでいう成果とは、”しんどい思いを感じている方が、少しでも楽になってもらえるきっかけを作ること”です。
そうまさにスライトエッジのように!
今や日本語のサイトでも世界中の言語に翻訳してくれるので、この”けんじたかなブログ”だって世界にプラスの影響を与えられますね!
自分の思いを簡単に世界に届けることができる。
本当にありがたいです!
インスタントな人生はない
ひとつ私の経験をお話させてください。
20代中盤くらいまで、私はとてもイライラしやすい人間でした。
特に電車を待つ時間はとにかくイライラが強くなります。
改札を入り、ホームに出た瞬間に乗りたい電車がちょうど目の前で出発したしまったとき、私は強烈にイライラを感じます。
「あー💢」
また別の日のこと。
雨が降る中で道を歩いていると、水たまりに足を踏み入れてしまいました。
靴下の中まで水が入ってきたとき、
「あー💢💢」
その一瞬でちょっとでも自分にマイナスなことがあると、負の感情を抑えることができなかったんですね。
すぐに良い結果がでないとイライラする、20代中盤まではそんな人生を歩んできました。
今となってはお恥ずかしい限りですが、気持ちをわかってくれる方はいらっしゃいますでしょうか?
こんなイライラしやすい自分でしたが、自分と向き合うようになった20代後半の2〜3年を経て、気づいたらイライラしない自分になっていました。
本書では、インスタントな人生はないと語られています。
一朝一夕で変化は感じられないけど気が付いたら変わっている、という自身で良い変化を感じた事例をお話させていただきました。
それでも他社に貢献する
本書では、”核心の言葉”が語られています。
自分がここにいたことで、世界がより良いものになって欲しい。
自分の人生、自分の仕事、自分の家族が、何らかの意味を持つようになって欲しい。
誰か他の人の人生をより良いものにするのでなければ、あなたは自分の時間を浪費している。
他の人の人生がより良いものになるのを助けることによってのみ、あなたの人生はより良いものになるのだ。
この言葉は胸に刺さりました。
「人の役に立てているか?」
「人の人生をより良いものになる機会を与えられているか?」
そう自分に問いかけたとき、ただただ仕事をこなしたり、自分の快楽だけを求める行動をとっていたなと思います。
普段やっている仕事もまさに人の役に立つ行動であるのにも関わらず、自分が成果を上げることしか考えられていない時期もありました。
「なんで自分ばっかり、こんなしんどいことやっているんだ!」
「あの社員はサボっている」
楽をしている社員を見ると、その人を見下してしまいそうになります。
そう思う心がありながらも、ふと自分を見つめ直したきっかけがありました。
私が東京から地方へ転勤になったときに、お世話になった先輩からいただいたメッセージカードに書かれていたことです。
けんじたかな君は、人が嫌がる仕事を率先してやってくれる見習うべき人でした。
と。
そうか、自分の頑張りを見ていてくれる人がいるんだ。
よーしここからもう一歩ギアを入れて頑張ろう!!
社畜って言われるかもしれない。
なんでそんなことやっているの?ってバカにされるかもしれない。
それでもGIVEをすること、他社に貢献することをやっていこうって思いました。
人の役に立つこと、できることを少しでも多くやっていこうって思います!
過去は変えられない。だが未来は変えられる。
私は自分の中でよく使っている言葉があります。
■過去は変えられない。だが未来は変えられる。 →本書
■過去は変えられる。未来は変えられない。→世間
これについては自分の中でもどっちなんだろう?って思ってました。
あなたはどう思いますか?
ニーチェの言う「永劫回帰」では、”過去も未来も決まりきっている” と考えます。
今の私も
”未来は変えられない”
”変える必要もない”
”だって最高の人生は確定しているから”
そう考えてます。
ニーチェ先生の考えはもちろん、私の大好きな作品である「想定科学アドベンチャー シュタインズ・ゲート」からも強い影響を受けています。
シュタインズ・ゲート(略称シュタゲ)では、世界線を変えなければ未来は収束していくという世界が描かれています。
どんなに世界線を変えようと思っても同じ未来が訪れる。
シュタゲは深すぎる哲学になるのでここでは語れませんが、要するに”世界は決まりきっているよ”と考えているということです。
全く余談ですが、私はシュタゲに出てくる「よんどしー(しど)」というキャラクターが好きです。
厨二病全開のシュタインズ・ゲートの中で、異彩を放ってカッコいいですよね!!
これからやること
本ブログの最後の章になります。
幸福の研究者であるショーン・エイカーさんの教えとして、次の幸せ習慣が謳われています。
1.毎朝、自分が感謝していることを3つ書く。
2.毎日、直前の24時間で経験したポジティブなことを2分間で日記に書く。
3.毎日瞑想する。
4.毎日、1日のうちに、思いつくままに親切な行動を取るようにする。
5.毎日、15分間運動する。
1.の感謝は10年日記に書くようにしています。
ほんとたいしたことなくて良いんです。
些細なことでも毎日書くことで、気分が上がっていくのを感じます。
2.の経験したポジティブなことも10年日記に書くようにしています。
朝活で仲間と一緒にグッドアンドニューをやるのもいいですね!
24時間以内に起きた「よかったこと(GOOD)」や「新しい発見(NEW)」を一人1分ずつ話して全員で共有し、拍手をする取り組み
3.瞑想、4.親切な行動、5.運動。
これらも非緊急かつ重要で、続けたほうがいいけど中々継続できない習慣です。
まさに、これらの小さな大したことないことをやり続けることが、すべてですよね。
続けられなくても、また明日からやる、また明日から続ける、それだけです。
以下本書の言葉です。
あなたの哲学が心の姿勢 行動 結果を生み、それがあなたの人生を作る
”スライトエッジ+幸せ習慣=成功”
本書はどの書籍よりも、「あー、小さなことを積み重ねることって大事なんだなー!」と心から感じることができます。
こうして自己啓発的な発信ができることを嬉しく想います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
一緒にスライトエッジを体現して生きていきましょう!