【恋愛】綺麗に別れることを大切にする

人との出会いがあれば、必ず別れも訪れます。
恋愛も例外ではありません。
どんなにお互いが愛し合っていても、いつかは別れる時が来るのです。
自分ではコントロールできない別れもあれば、自ら別れを決断することもあります。
結婚していても、日本では毎年およそ20万組が離婚している現状があります。
今回の記事では、付き合い始めと同じくらい、いやそれ以上に大切な「別れ」にスポットを当ててお話しします。

なぜ「別れ」について書くのか。
それは、別れの場面で必要以上に傷つく人、そして傷つけてしまう人を一人でも減らしたいからです。
私自身の恋愛経験の中で、必要以上に彼女を傷つけてしまったと感じることが何度もありました。
「ああ、なぜあんな言動をしてしまったんだろう」
「冷たい態度を取ってしまって申し訳なかったなぁ」
そんな後悔があります。
だからこそ、"綺麗に別れる"ことを実践してほしい。
これが本記事の結論です。
私が考える「別れ」で大切だと感じることを、自身の体験を交えてお話しします。
「これから別れを切り出そう」と考えている方の参考になれば幸いです!

いつか、傷つけた元恋人に会う機会があれば、「ごめんなさい」と伝えたいと思っています。
終わりを思い描くことから始まる
まず、「なぜ別れが大切なのか」を考えましょう。
『7つの習慣』の第2の習慣は「終わりを思い描くことから始める」です。
第2の習慣の章では、自分の葬儀でどんな弔辞を読んでほしいか想像してみよう、と提案されています。
そこから自分の価値観や、本当に大切にしたいことが見えてくるのです。
私が思い描いた弔辞の一節をご紹介します↓

こうして弔事をイメージすると、自分が大切にしたい価値観(「誠実さ」「愛」「貢献」)が鮮明になります。
終わりを思い描くことで、恋愛の別れ方にも軸が生まれるのです。

終わりよければ全てよし!
どんなときも終わりを大事にしていきたいですね!
別れるときに一番大切なこと
恋愛における別れで最も大切なのは、
お互いが前を向いて、次の人生へ踏み出せるようにすること
だと私は考えます。
アドラー心理学では、原因論ではなく目的論として「これからどうするか?」を重視します。
相手とはうまくいかなかったとしても、
「この人には、もっと相性のいいパートナーがいるはず」
「一緒に過ごした時間は決して無駄ではなかった」
と願える別れにこそ、お互いへの礼儀すなわち、これまで一緒に大切な時間を過ごしてきた相手へのマナーだと思うんです。
そのために何ができるかを、次章で具体的に考えていきます。

別れは辛いけど、受け止める強さを持ちたいです!
実際に経験した別れ
ここでは、私が別れを告げたケースを踏まえて、学んだことを共有します。
1.一方的にLINEで別れを告げる(交際期間:数週間〜1ヶ月)
付き合った期間が数週間〜1ヶ月とごく短い場合、LINEで別れを伝えても大きなトラブルになりにくいと感じます。
信頼関係が深くないため、テキストメッセージだけでもお互い前を向いて進みやすいからです。

以下は私の体験談です。
20代で5歳年下の彼女と約1ヶ月付き合ったときのこと。
価値観のズレが大きく、付き合って数週間したときにLINEで別れを告げました。
彼女は、
「短い間だったけど楽しかったよ」
「癒やせなくてごめんね」と返信してくれ、前向きに受け入れてくれました。
連絡頻度として、付き合い当初は毎日連絡を取り合っていましたが、別れの直前は3〜4日に1回返信するくらいのペースになっていました。
そんなに深い仲ではなかった分、私の本音をすっと受け止めてくれたのだと思います。
2.電話で別れを告げる(交際期間:数ヶ月〜半年)
数ヶ月以上付き合った相手には、最低でも電話で伝えるべきだと考えます。

私は過去に、付き合って約5ヶ月の彼女と別れた際、一方的にLINEのメッセージだけで別れを告げました。
これは、当時の彼女をひどく傷つけてしまった出来事です。
20代前半で2つ年下の彼女に別れを告げる決意をしたときのこと。
無機質な短文のLINEメッセージで別れを告げました。
彼女からは
「驚きすぎて気持ちの整理がつかない」
「会うのが難しいなら電話でもいい」
と連絡が返ってきました。
しかし、彼女からのメッセージに対して、私は何も返事をすることができませんでした。
未熟でしたね。
今思えば、なんてひどい別れ方だっただろうと思います。
お互いの価値観が合わなかっただけなのに、別れたい理由もはっきり告げることができませんでした。
しかも突然に。
これまで約5ヶ月という間、自分のことを好きでいてくれた。
その感謝の言葉すら伝えられなかった。
せめてもの礼儀として、ちゃんと向き合って、電話で話すべきでした。
電話で話すことに加えて、別れ話をするときは、期待値を調整することが大事だと思っています。
・連絡頻度を徐々に減らす
・自分からデートに誘わない
・電話でそっけなく話す
こうしたサインを送ることで、「これから別れ話になるかもしれない」と相手が心の準備をしやすくなり、衝撃を和らげられます。

いきなり「別れよう」って言われると、びっくりしてしまいますからね。
3.会って直接別れを告げる(交際期間:半年以上)
交際期間が半年以上であれば、直接会って別れを伝えるのが誠意ではないでしょうか。

半年以上お付き合いが続くと、信頼関係も深まり、一緒に過ごした思い出もたくさんあります。
そんな中、なんの予兆もなく突然LINEで「別れよう」なんて言われたときには、到底受け入れられないですよね。
もちろん直接会って別れを告げたとしても、傷つけてしまうし、相手も受け入れられないかもしれません。
それでも、最後に正直な気持ちと感謝を自分の言葉で直接伝えることが、これまで一緒に過ごしてくれた相手への最低限の礼儀ではないでしょうか。

直接会って、これまでの感謝の気持ちを伝えてほしいです!
「最良の別れ」に向けて普段の努力を傾ける
名著『幸せになる勇気』では、以下のように語られています。
いつか別れる日がやってきたとき、
「この人と出会い、この人とともに過ごした時間は、間違いじゃなかった」
と納得できるよう、不断の努力を傾けるのです。
どんな別れ方であれ、一緒にいた時間がかけがえのない思い出になるよう、一瞬一瞬を大切に過ごしてほしい。
好きになってくれた相手に、最大限のリスペクトを届けたいものです。
最後に、私の大好きな曲 SHE'Sの「Letter」のサビを引用して締めくくります♫
【サビ】
僕らは大切な人から順番に
傷つけてしまっては
後悔を重ねていく
それでも愛したり
愛されたいと願っている
あなたを守れるほどの
優しさを探している
↓引用【外部リンク】SHE'S Channel YouTube
相手を思いやる優しさを胸に、今日より少しだけ前向きな明日を迎えましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
