君は誰と生きるか ~出会いばかり求めるな~
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私は出会いを求め続けてきました。
ここでいう"出会い"とは、”彼女候補となる女性との出会い”という意味です。
これまで、「常に自分から動かないと!」という思いで、出会いを探していました。
・合コン
・街コン
・婚活パーティ
・マッチングアプリ
・知り合いに紹介できる女性がいないか聞いてまわる
など、
恋人がいない期間は、とにかく余暇時間のほぼ全てを、出会いにつながる行動にあてていたんですね。
本ブログを始めた理由のひとつに、「ブログを書くことでいい人と出会えるんじゃないか?」、
という下心があったことも事実です。
しかし、なかなかいいなと思える人に出会うことができず、
たまにいいなーと思っても、音信不通になり連絡が取れなくなることがしょっちゅうでした。
だから、もっと出会いを増やさないとと感じつつも、なんでうまくいかないんだろう、
って思っていました。
これだけ出会いのコンテンツも充実してて、いろんな人とインターネットを通してつながれる社会なのにって。
寂しかったんです。
そんな中で、一冊の本を読んで深く考えさせられたことがありました。
今回は、松永茂久さんの著書「君は誰と生きるか」(以下、本書)を読んで感じたことをお話しします。
出会いについて考えてみる
著者の松永さんは本書でこうおっしゃっています。
自分から出会いを求めて行った先で出会った人とのつながりは、
ほぼ100%と言っていいほどない。
常にいい人と出会いたいと思っていた私は、自ら出会いを求め続けてきました。
どうやったら出会えるか、それしか考えてなかったんですね。
いくら恋愛ノウハウを学んでも、自分の魅力を高めても、
そもそも出会いがなかったら意味ないじゃないか、と。
結果、心からいいなーと思える人とは出会えませんでした。
たまたま素敵な人と出会えて、運良く付き合うことができたとしても、
長くは続かず別れてしまいます。
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このまま良い出会いはないんじゃないかと、苦しい日々でした。
著者の松永さんは、”自ら出会いを求めるな” とおっしゃいます。
私は、この本を読んで、出会いを求めすぎているなと感じました。
それからは、過度に出会いを求めるのをやめる決意をします。
目の前のことを全力でやる
目の前のことに一生懸命な人のもとに、チャンスは訪れる
「楽をして稼ぎたい。」
「努力をせずに、自然な形でいい人と出会いたい。」
「自分だけがいい思いをしたい。」
こうした下心はすぐに見抜かれてしまうんですね。
一生懸命な人に、人は力をかしたいって思うし、
人のために行動できる人を助けてあげたいって思うのではないでしょうか。
人生はどんなときも前を向いて進むしかありません。
だからこそ、前を向いて、一生懸命に、全力で今を生きるだけだって、
そう思います。
正直、この考え方は、すぐには受け入れらませんでした。
会社に勤めていると、こう思うことがあります。
「なんで俺がこんなことやらなきゃいけねえんだよ」
「俺の仕事じゃねえだろ。めんどくせーな」
負のエネルギーを撒き散らしていましたね・・・
しかし、今はこう思います。
今の自分に与えられたものを一生懸命やる
このように思考するようになって、少しずつ出会いが変化してきたように感じます。
今まで一番好きになった女の子(出会い)
ここで、私の恋愛経験の中で、一番好きになった女性とのエピソードを少し語ります。
その女の子とは、10人くらいの男女が集まる文化系のイベントで知り合いました。
このときは「良い出会いがあったらなー」くらいの気持ちでイベントに参加したことを覚えています。
そこで衝撃的な出会いを果たします。
笑顔がとても可愛く、優しさに満ち溢れたような、そんな女性を目の前にして、
一目惚れをしたんですね!
![けんじたかな](https://kenjitakana.net/wp-content/uploads/2023/06/IMG_1515.png)
あっ、この子と付き合いたい!
一瞬でそう思いました。
出会ってから、LINEでメッセージ交換をするようになり、
食事デートを何度か重ねました。
「俺のこといいなって思ってくれてるかなー?」
「さっきのデートでは、もっと深い話をすればよかったなー」
「付き合えるかかなー?、どうかなー?」
こんなことを考えているときは、ドキドキして楽しいですよね。
そして何度目かのデートで、私から告白し「OK」をもらいます。
勝った、と
人生完全勝利だ、と
俺はこの子と結婚して、一生一緒に幸せに暮らしていくんだろうな、と
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浅はかですね。
まるで今が人生の絶頂のように感じていました。
今、世界で一番幸せだと本気で思っていました。
たまたま付き合えただけなのに。
ちょっと好きかな、くらいに思ってくれているだけなのに。
ちなみにこの時点では、まだ手繋ぎもしていない状態です。
今思うとですけど、10段階でいうと5割くらい好き、くらいの好感度でしたね。
「まあ嫌いじゃないから、付き合ってみてもいいか」的な感じです。
告白してOKをもらったあと、お互い帰る方向が違ったので、
次回のデートの約束をしてバイバイしようとしたとき、彼女は私にこう言ったんです。
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行けるところまででいいから、一緒に帰りたい
「なんで?」と聞いたら、
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これが最後になるかもしれないから
私は心の中でツッコミました。
「スティーブ・ジョブズかな!」って。
このときは、「ならもう少し一緒に歩こう」としばらく一緒にいてから帰路につきます。
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しばらく時間が経ってから、気が付きました。
”もし今日が人生最後の日なら?”
”もし、目の前の人との時間が最後だったとしたら?”
彼女はそう考えていたのかもしれません。
私は小手先の恋愛テクニックに頼りまくり、
付き合えたことに絶頂していて自分のことしか考えていない、そんな状態です。
彼女は当時の私よりもはるかにレベルの高い人間でした。
今この瞬間、目の前の人との時間が最後になるかもれしれない
今思えば、一瞬一瞬を大切に全力で生きていたんだなって、
そんな素敵なことに全く気付けない自分がいました。
今まで一番好きになった女の子(別れ)
付き合い初めてから、初めてのデート。
何故か会話はうまくいきません。
付き合う前は、お互い感情を出し合って、楽しい会話ができていたのに。
彼女の笑顔を見ているだけで幸せだったのに。
もっと恋人らしい会話をしないと。高感度をもっとあげていかないと。
相手のことを全く考えていない自分勝手な会話、態度になっていました。
彼女の話を聴いて、無理やり共感した”ふり”をしていたんですね。
私は、付き合ってから浮かれていました。
この子と恋人になったんだ、と。
いつかこんなところに一緒にデートに行くんだろうな、と。
いずれは結婚する日がくるんだろう、と。
そんな気持ちもむなしく、1週間後、あっけなくLINEで別れをつげられます。
「合わないなーと感じた」とのことです。
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数ヶ月は引きずりました。
振り返って思うのは、私は彼女のレベルに達していなかったということです。
自分のことしか考えてない自分と、今この瞬間を大切に生きている彼女。
どう考えても合わない。当たり前ですね。
ここから、もっと自分を磨いていかないといけない!と強く決心しました。
内から外へ
本書では、「内から外へ」という話が何度も出てきます。
まずは今、目の前にいる人がどうやったら喜んでくれるのか、笑顔になってくれるのか、これらを積み重ねる。
そしたら徐々に外側へ影響が広がっていき、結果的にうまいくための近道になる。
というものです。
名著「7つの習慣」でも、インサイドアウトという考え方が出てきます。
自分の内面を磨くことで、外側に影響を及ぼしていく
永松さんもコヴィー先生も、同じことを言っているなと感じました。
まずは自分、それから目の前にいる人、そしてその周りにいる人へ、という順番で。
自分を高めていくことから、すべては始まります。
身近な人を大切にする
自分の身の回りの人を大切にすること
これこそが、素敵な出会い、良い人間関係をつくっていくために一番大切なことだと
私は信じています。
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これまでは、ずっと、出会いを求めてさまよい歩いていました。
目の前にいる大切な人に気付けていませんでした。
私は本書を読んで改めて決意しました!
自分の人間力を磨き続けて、今を全力で生きる と。
この記事を読んでくださったあなたが、私のように「なかなか良い出会いがないな」と苦しんでいるとしたら、お伝えしたいことがあります。
今を一生懸命に、そして自分の人生に夢中になって生きましょう!
理想的な人と巡り合うと信じて!